2006年01月17日

インドネシア報告:インドネシア国立公文書館(1)

真空凍結乾燥機 このワークショップの参加者3名を含む8名で、2005/12/26-2006/1/2の日程を中心に、インドネシアを訪問してきました。主な目的は、インドネシア国立公文書館(ANRI:Arsip Nasional Republik Indonesia)において、2004年のインド洋沖地震の津波で被害を受けたアチェ州の土地台帳修復を援助する坂本勇さん(JICA専門家)たちの作業に参加することにありました。
 12/27にANRIを初めて訪れた我々は、まず、長い間水に濡れていた土地台帳を真空凍結乾燥機に入れる作業を見学しました。水分を含んだ冊子は、自然乾燥させてもページが固着して使い物にならなくなる場合があります。食物のフリーズドライなどと同じような原理で、凍結乾燥機に入れた資料からはページの中の水分までが凍結し、さらには蒸発してしまうので、ページも開くようになるとのことです。乾燥機の中で資料が完全に乾燥するには、4日間かかるそうです。この真空凍結乾燥機は奈良の企業の製品で、日本の援助により設置されています。
 乾燥機に入れる前の資料は、津波の後何ヶ月も水にさらされたような状態で、まずはアルコールによって洗浄し、その後はそれ以上の劣化を防ぐため、やはり低温のマグロ倉庫で保管されていました。水の被害に遭った資料の処置として、すぐに乾燥させることを考えがちですが、最近は、まずは冷凍して資料の劣化を抑えるのがよいとされています。
posted by 天 at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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