机にはすべて車がついていて、レイアウトが自由に変えられます。通常の事務机より高くできているので、実際に作業をさせていただいて、使いやすいと感じました。
写真には写っていませんが、水道ももちろん完備。紙を洗うのに必要な浄水を作る装置もあります。
バキュームが空気を向こう側へ吸い取って排気してくれるので、人体に害を与えるカビや汚れのついた資料でも安全に処置が可能です。
カビには普通の掃除機では不十分です。
マスクもこれくらいしっかりしたものでないと。
脱酸処理で有名なWei T'o社の凍結乾燥装置。倉庫の奥の方に設置されていますが、このような所に置くのは実は理想的ではないとのこと。
単純な仕組みながら、あると絶対に便利!箱などを作る時に手作業でヘラで折るにはけっこう力が要ります。これなら大量に作業ができそう。
よく使う大きさの紙をあらかじめ切って整理しておくと便利。
うすいフィルム(マイラー)で写真やポスターを包み込んで保護します。ラミネートではなく、縁を熱して止めるだけ。さまざまな大きさの資料があるので、自館で作業のできるこのような装置があると便利。ただし日本の大学図書館はあんまり需要がないかな・・?
集塵機や冷凍乾燥器など、高価ながらいざというときに必要な装置から、作業効率をあげるためのちょっとした工夫があり、特注の機械もあり、よく考えられて設備が整えられています。
ケンタッキーでは日本よりカビが少ないのに、カビが発生した時に対応するための掃除機や集塵機、マスクなどがきちんと揃えられているのには驚きです。
図書館の規模やインハウスで行う修復の内容、起こりうる災害などに応じて、必要な設備を整えたいところです。ケンタッキー大学の蔵書は約340万冊。私たちの大学はその約2倍の蔵書を抱えながら、こういった施設はありません。

