ハーバード大学ではたらいている日本人司書の方をたよって、9月19日の記事で紹介した、ハーバード大学の資料保存の部署に訪問することができました!
広くて大きい、威圧感のあるワイドナー図書館の地下にラボがあります。部屋に区切られているので全体を見渡すことはできませんが、やはり広いです。もっとも大きな部屋が二つ。一つは資料に直接手を加えて修理する部屋、もう一つは箱作成など、資料を「くるむ」処置をする部屋です。
写真は残念ながら撮れませんでしたがウェブのツアーがあるのでこちらを参照してください。写真だけでなくお仕事の内容についても詳しく書かれています。
http://preserve.harvard.edu/conservation/labtourhcl/labtour01.html
聞いたこといろいろ。
・修理の要不要、どのような修理をするか、Googleに電子化させるか、マイクロ撮るか等々、それぞれの資料ごとにどのように処置をするか判断する(Preservation Reviewという)担当の人、というのが1名いた。この人が決めた処置を書いたしおりを各資料にはさんで、処置の種類ごとにその仕事をする場所へふりわけ。各部署はまとめて同じ作業を効率よくできるというわけ。
・アクセス第一。図書が修理中でありどのような状態か、どこにあるかは逐一OPACでわかるようにしている。
・酸化した新聞はreformat(マイクロ化、電子化)して、脱酸処理はせずに厚紙ではさんでデポジトリ(保存図書館)に保管。脱酸処理をするにはtoo fragileだから。
・背の金文字も、製本業者が間違ってたら、自前で直しちゃいます。(ちゃんと活字も持っておられる!本物の金箔で押すのではなかったけど・・)
・各図書室には資料保存の連絡担当者がいて、書庫環境の管理や、資料の修理のこと(たとえばラボに送られる資料があまりに多くても処理しきれないのでその調整とか)をおこなっている。
集塵機、凍結乾燥庫、エンキャプスレイター、厚紙折り機などはケンタッキー州立大学図書館と同じようなものがありました。このあたりは資料保存ラボに必須の設備のようです。
こちらから質問するのはよいのですが、なぜ私が資料保存部署に興味があるか、そしてうちの大学の現状を説明するとなると、英語で話さなければいけないということ以上に妙な難しさを感じました。なにしろ資料保存のための部署も専門スタッフもないという現状は、ここでは考えられないでしょうから・・
参考:HVUday:HCLの保存部署を訪問してみた。
2007年10月06日
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