2006年04月24日

朝日新聞でアチェ土地台帳修復活動の特集記事

2006年4月23日(日)付朝日新聞日曜版"be on Sunday"で、インドネシア国立公文書館と坂本勇さんを中心とした、アチェ土地台帳修復活動の記事が大きく掲載されていました。

asahi.com > be > be on Sunday
Wonder in life 不思議いっぱい / アッラーと日本の奇跡
http://www.be.asahi.com/be_s/20060423/20060412TKIH0004A.html

年末に私たちが訪れたときに出会った職員の方の顔も写真に写っています。少ししかお手伝いできませんでしたが、その後の作業も順調に進んでいるようでなによりです。

また、このような記事が一面に目立つかたちで紹介されたことの意義は大きいとも思いました。記事の最後には、災害時にも活躍できる実務型の修復家の養成、および、そのような専門家がすぐに派遣できる体制の必要性にもふれられています。

坂本さんはじめ現地のスタッフのみなさん、先の長い地道な作業ですが、私たちも日本から心より応援しています。
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2006年03月09日

京都新聞のコラム

3月8日の京都新聞夕刊のコラム「現代のことば」に滋賀県立図書館長、梅沢幸平氏が"知のパッケージ"と題して図書館の蔵書の修理について書いています。まるで私達のワークショップにエールを送ってくださってるような内容なので紹介します。興味のある方は手近の京都新聞を読んでください。

神戸市立中央図書館には公立図書館では国会図書館以外は神戸市立だけになってしまいました。と神戸市立中央図書館の方がおっしゃる製本技師が常駐する製本室がある。そこには大きなプレス機や糸で本を綴じる製本機や本の表紙や背に金箔で文字を刻印する活字もある。ここでは今現在も丸背の革表紙の本がきれいに修理されている。

図書館ではこのごろは本が壊れたら修理するというよりも買い換える方法をとるのが主流となっている。図書館に所蔵されている本は一冊一冊が買い替え不可能な貴重なものである。著者の思いや感動、思想などが言葉となり、本という形に凝縮されている。本はその装丁とともに一体化し記憶に留められる。後世に本を残すためには、より元に近い状態に「修復」するという保存策を講じたい。

中国上海には中国近代化の象徴として25階建てのIT技術の最先端技術を備えた上海図書館が建設された。そんな上海図書館を梅沢館長が一昨年訪問した折には真っ先に「図書修復」の部屋に案内された。そこには人間国宝級の技術をもった中年の女性がいて、紹介された。上海図書館長は彼女は上海図書館の誇りだと話していた。

そして最後に"効率的なことを追い求める時代感覚に押されて、本という知の耐久財も消耗品化されてしまった感がある。本も人も使い捨ての時代からそろそろ脱却し、人とモノをつなぐ手仕事の確かさも取り戻したいと思う。"と結んでいます。

いかがですか。なんとなくうれしいですね。
posted by 麻 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月05日

東京大学経済学部資料室の劣化調査報告書

「ほぼ日刊資料保存」に紹介がありましたが、東京大学経済学部資料室も蔵書の劣化調査をおこない、その結果を報告書として出版したそうです。
対象資料は「政府や地方自治体の刊行物、民間団体刊行物、旧植民地資料等」で、「本文紙の酸性劣化と同時に製本の構造的な劣化も調べた」とのことです。

東京大学経済学部資料室
posted by 天 at 23:46| Comment(1) | TrackBack(1) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

京都大学で『マリア十五玄義図』修復記念展示と講演会(2/11)

2006年2月1日(水曜日)〜2月26日(日曜日)まで、京都大学総合博物館で館蔵『マリア十五玄義図』の修復記念展示と、下記の講演会(要申込)があります。

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マリア十五玄義図修復記念特別講演会
日時 平成18年2月11日(土曜日) 13時30分〜17時00分
会場 京都大学百周年時計台記念館
講師
慶応義塾大学 教授 林 温 「日本絵画史から見た『聖母子十五玄義図』」
岡墨光堂 取締役社長 岡岩太郎 「『聖母子十五玄義図』の修復」
参加費 無料
問い合わせ先・申し込み先
 京都大学総合博物館
 〒606-8501 京都市左京区吉田本町
 TEL 075-753-3272 FAX 075-753-3277

詳細は、http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/buhin/060201.htm
posted by 天 at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

インドネシア津波被害資料修復の現場を訪問します。

この年末、ワークショップに参加しているメンバー数名が、インドネシアのジャカルタでおこなわれている、昨年末の津波被害に遭った文書の修復の現場を訪問します。
実際に修復のお手伝いもする予定。
どんなようすであったか、また帰国後に報告したいと思っています。

それから、来年早々新たな「課外活動」の企画が持ち上がりそうです。
こちらもお楽しみに!
posted by 天 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月28日

大谷大学 特別陳列 修復 端坊本『歎異抄』

大谷大学冬季企画展「京都を学ぶ 荘厳−京の町衆、仏をかざる−」に行ってきました。
特別陳列として、最近修復されたばかりの端坊本『歎異抄』が展示されています。
12月3日(土)まで。(今週末ですね、紹介が遅くなってすみません・・)

小さいながらも、資料の解体と、その過程で新たにわかったこと、そして修復の細かな作業がよくわかる展示でした。
修復をおこなった工房(有)墨仙堂の解説によると、資料は解体後、高知県立紙産業技術センターにて繊維分析を行い、その結果をふまえて適する紙を新たに漉き上げ、さらに原資料と同じような加工を施し、虫損部分等の補修に使用したとのこと。紙漉きは、高知県の池加津夫氏。
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2005年11月21日

国立国会図書館関西館展示会

国立国会図書館関西館で11月28日(月)まで「描かれた動物・植物ー江戸時代の博物誌ー」というテーマで展示会が開かれています。
11月19日(土)には関連の講演会が開催されたので聞き行って来ました。磯野直秀氏(慶應義塾大学名誉教授)によるお話は東(日本)と西(ヨーロッパ)の動物や植物の捉え方、描き方の大きな相違についてでした。東は動植物と人間との密接なかかわりを記録しているが、西は動植物の構造など、"仕組み"に深い関心を寄せている。というものでした。自分自身の動植物への関心も、言われてみれば、とても日本的なものでした。
電子展示会 http://www.ndl.go.jp/nature/index.html でも見ることができます。
posted by 麻 at 21:54| Comment(1) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月20日

漏水事故でぬれた児童書 300冊ほぼ乾き復元 岡山市立中央図書館

山陽新聞のニュースから。

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http://www.sanyo.oni.co.jp/34news/2005/10/20/20051020083621.html
 今年8月、岡山市立中央図書館(同市二日市町)の漏水事故でぬれ、県立記録資料館(同市南方)が冷凍保存で再生を目指していた児童書約300冊がほぼ乾き、復元された。

 同図書館では8月5日、天井を通る空調用冷水が流れる配管の継ぎ目から水が漏れ、約1000冊がぬれた。このうち、約700冊は廃棄されたが、同資料館の職員が古文書や公文書の殺虫用に購入していた冷凍庫を使っての本の再生を申し出、冷凍庫に収納可能な残る300冊を預かった。
【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】
(2005年10月20日掲載)
posted by 天 at 22:20| Comment(1) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする